ウッドデッキのDIYは、コストを抑えながら自分好みのデザインにできる点が大きな魅力です。施工業者に依頼する場合に必要な工事費を節約できるため、予算内で夢のウッドデッキを実現することができます。ここでは、DIYで作る際の道具や木材の選び方、具体的な作業の流れについて解説します。
ウッドデッキをDIYで作成する際に必要な道具には、インパクトドライバー、丸ノコ、電動サンダー、接合プレート、手のこぎり、水平器、墨ツボ、差し金、メジャー、ハンマーなどがあります。これらの道具はホームセンターで購入できるため、準備が比較的容易です。
木材の選択は、ウッドデッキの耐久性やメンテナンスの頻度に大きく影響します。天然木材は自然の風合いが魅力ですが、防腐・防虫処理が必要で、定期的なメンテナンスが欠かせません。一方、人工木材(樹脂木)は耐久性に優れ、メンテナンスの手間が少ないため、初めてのDIYにはおすすめです。特に湿気やシロアリに強く、長持ちする点が魅力です。
具体的なDIYの流れとして、まず図面を描くことが重要です。材料のサイズやビスの位置を図面に落とし込むことで、作業の効率が格段に上がります。次に、基礎と床作りに取り掛かります。床板を支える根太を作り、基礎石と束柱を固定していきます。この時、束柱は90~120cm間隔で設置するのが一般的です。
床が完成したら、目隠しフェンスや柵を取り付け、プライバシーを確保します。長く設置した束柱にフェンス用の板材を張り付けていきます。続いて、ウッドデッキと地面の間に広い隙間がある場合は階段を作ります。最後に、必要に応じて屋根を取り付けます。屋根は強風で飛ばされないようにしっかり固定することが大切です。
DIYのメリットは、自由度が高く、施工費用を抑えられる点です。自分のイメージに合わせたウッドデッキを作れることや、家族や友人と楽しみながら作業できることも魅力です。しかし、正確な水平・垂直を測る技術やmm単位での調整が必要なため、初心者には難易度が高い部分もあります。
実際にウッドデッキをDIYで作成した方の体験談では、コストを抑えつつ、自分たちで作る楽しみや達成感を得られたという声が多く聞かれます。しかし、手作り感が出てしまったり、時間がかかる点がデメリットとして挙げられています。ウッドデッキをDIYで作りたいと考えている方は、メリットとデメリットをよく理解した上で、慎重に計画を立てましょう。